聴く歴史・古代『柿本人麻呂とその時代』〈講師〉中西進

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Apr 22, 2020

二村 悟 著　　エクスナレッジ 発行 A5版・160頁　　定価：1,980円（税込） 本書は、明治～昭和時代の日本の建築家およびその代表的な作品を、イラストを用いて 図解した近現代の日本建築の入門書である。全4章仕立てで、明治・大正・昭和戦前・ 昭和戦後に分けて、合計63人の建築家が登場。日本近代建築の父とされる辰野金吾か ら、世界的知名度を誇る黒川紀章まで、それぞれの作品概要のみに留まらず、生い立ち から建築に対する考え方など、当該建築家の人となりがよくわかる構成となっている。とりわ け代表作

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Aug 23, 2022

柄戸 正 著　　イー・ピックス 発行 四六版・160頁　　価格：1,800円（税別） 岩手県大船渡市末崎町にある熊野神社には、樹齢千数百年におよぶツバキの古木がある。日本で ツバキが植えられるようになったのは奈良時代と言われているが、このツバキはまさにその黎明期に植栽 され、以降ずっと大船渡の地で生き永らえてきたということになる。日本最大・日本最古という説も多く、 神社の創建時に東、南、西に植えられたことから三面椿と呼ばれている。本書はこの熊野神社（熊 野寺）が建立された当時、工事に携わった技術

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9 庭園都市江戸・東京 渋沢栄一物語「旧古河庭園の謎：植治の東京進出

Oct 22, 2020

大正7年、通称植治こと七代目小川治兵衛は 活動拠点であった京都から東京へ進出した。この 時、同時に3つの作庭を依頼された。西園寺公 望の駿河台本邸の庭、村井吉兵衛永田町本邸 の庭、古河虎之助の古河家本邸西ヶ原の庭（旧 古河庭園）である（表１参照）。植治が東京で同 時期に作庭した庭を比較して味わってみたいが、 残念ながらこの3つの庭で現存するのは旧古河 庭園のみである。 作庭家にも時代とともに、その作風の変化や、 伸びしろがあり、その庭がいつ頃作庭されたのか 興味が湧くところである。表1 は植治が

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岩槻人形博物館

Jun 23, 2021

設計・監理＝東畑建築事務所、戸田建設 ランドスケープデザイン＝ソラ・アソシエイツ 文＝ソラ・アソシエイツ（藤田久数） 写真＝ソラ・アソシエイツ、Bau Haus Neo（中田康博）＊、 45g Photography（小島純司）＊＊ 室町時代（1457年）岩槻城が築かれて以来、 城下町として岩槻の歴史が始まった。 江戸時代になり日光御成道が開通し宿場 町としても栄えることとなる。現在も由緒あ る数多くの史跡が点在し、観光の街としても 注目されている。 人形のまち岩槻は、水と緑の自然に富んだ 土地

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Dec 23, 2022

マルモ出版の本 林まゆみ 新型コロナウイルスによるパンデミックを境として、当たり前にできていた暮らしの多くが、制限や禁止の憂き目を見た。それをニューノーマルと呼び、新しい生活に慣れざるを得なかった。本書では世界で取り組まれている先導的な事例を紹介。人々がどれほど力強く、どのようにしなやかに、それぞれの地域でまちづくりを行ってきたかを記録している。 ￥1,650（税込） 判型：四六判 本文：176 頁 戸田芳樹、野村勘治 戸田芳樹氏とは50 年以上の付き合いという野村勘治氏は、作庭家重森三玲氏に入

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110 『佐々木葉二作品集/revealing Nature見えない自然を見せる』（マルモ出版、2020) で思う

Feb 23, 2021

進士五十八（福井県立大学長／東京農業大学名誉教授・元学長） 「編集者から書評をといわれた。しかし国内外の大都市でそのまち の顔を創ってきた佐々木葉二の作品集や著書は何冊もあり世間の 且にふれている。知らなきゃモグリ、読んでないなら不勉強。それに 私自身も、マルモ出版の雑誌/L.D.に佐々木氏の作品論を「光 と影と静けさの美学を追いもの言わぬ風景に生命と言葉を与え る日本におけるミニマリズム・ランドスケープの先駆者」と題し、 結構思い入れをもってかいている。（ 編注：進士五十八と22 人のラ ンド

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Jun 23, 2022

マルモ出版の本 林まゆみ 新型コロナウイルスによるパンデミックを境 として、当たり前にできていた暮らしの多く が、制限や禁止の憂き目を見た。それをニュー ノーマルと呼び、新しい生活に慣れざるを得 なかった。本書では世界で取り組まれている 先導的な事例を紹介。人々がどれほど力強く、 どのようにしなやかに、それぞれの地域でま ちづくりを行ってきたかを記録している。 ￥1,650（税込） 判型：四六判 本文：176 頁 戸田芳樹、野村勘治 戸田芳樹氏とは50 年以上の付き合いという 野村勘治氏は、作庭

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Aug 23, 2022

マルモ出版の本 林まゆみ 新型コロナウイルスによるパンデミックを境 として、当たり前にできていた暮らしの多く が、制限や禁止の憂き目を見た。それをニュー ノーマルと呼び、新しい生活に慣れざるを得 なかった。本書では世界で取り組まれている 先導的な事例を紹介。人々がどれほど力強く、 どのようにしなやかに、それぞれの地域でま ちづくりを行ってきたかを記録している。 ￥1,650（税込） 判型：四六判 本文：176 頁  戸田芳樹、野村勘治 戸田芳樹氏とは50 年以上の付き合いという 野村勘治氏は、作

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日本庭園講座 ～智恵と技術を学ぶ～第七回 「小石川後楽園と能の物語」

Apr 22, 2021

前回の講座は常栄寺庭園と妙心寺退蔵院庭園について、雪舟と狩野元信が自己の画業を基盤にした庭園づくりをいかにおこなった か、絵画と庭園空間を対比しながら話を進めた。そこには絵師としての表現を越えた古の日本庭園に対するリスペクトが豊富にあるこ とを理解した。さらに庭園鑑賞の視野を拡張し、宗教的体験にまで導いた庭園空間があることも学んだ。 今回、伝統芸能の頂点として聳える「能の世界」が「日本庭園の世界」とどのように関係してきたのか見ていきたい。「能」は室町時代、 北山文化の中心として発展し、桃山時代に