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仲正昌樹 改訂版〈学問〉の取扱説明書の著者【講演CD:「学問」の効率的な学び方とその応用】

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仲正氏は学問と雑学の違いなど哲学的思考も踏まえて話を進めた。

学問とは何なのか。
雑学と学問とはどう違うのか。
雑学とは、知識というよりいろんな情報を収集し、聞かれたら直ぐ話せるというようなことだが、こうした情報は重要とは思わない。

知識とは、聞かれたことに直ぐ答えるのではなく筋道をつけて答を出せることである。

不十分ならば文献で補足して答えること。

最近は質問に即答しないといけないような雰囲気が広まっているが、これはテレビやマスメディアの影響が大きい。

世の中で目立っている人といえば、本が多く売れている人、よく講演する人、テレビで顔が売れている人を挙げるが、こういう人は必ずしも優秀な学者ではない。

日本人は自分の意見を言わず主体性がないといわれる。

しかし本当の学問というのは「即答したい」との欲望に打ち勝って学問の手順に従って答えることだ。

さらに政治についていえば言語的コミュニケーション能力を身につけて説得するための努力でもある。

言語能力を鍛えて論理的に思考できるようにすることが人格形成の基盤である。

マイケル・サンデル教授の「これからの正義の話をしよう」という本が話題となったが、正義の意味についていえば、
これは「にわか正議論ブーム」としか思えない。

人間はどうしても自分の知っている言葉に引っ張られるものである。

また今回の福島原発事故に関して原発容認と反対意見があるが、論争するには言葉の定義が必要であり、まず「概念」を定義してみることである。

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